太陽のにほひ

森山直太朗( Naotaro Moriyama ) 太陽のにほひ歌詞
1.太陽のにほひ

作詞:森山直太朗/御徒町凧
作曲:森山直太朗/御徒町凧
編曲:屜路正德

七色の空に溶けた 思い出
蒸し暑い夏の日の午後

七色の空に溶けた 思い出
太陽の光の中で
目に映るものが 何故か愛しい
蒸し暑い夏の日の午後

ねぇ どこにいくの
まだ ここにいたい いたいのに

七色の空に溶けた 思い出
太陽のにほひ 殘して
變わりゆくものは 何故に眩しい
遙かへと續く 夏の日の午後
あなたの聲が 今 聽こえる氣がした

噓 噓


2.バ一ス@デイ~ひとりぼっちの應援歌~

作詞:森山直太朗/御徒町凧
作曲:森山直太朗/御徒町凧
編曲:屜路正德

ワン·ツ一·ステップ 躓いて
行ったり來たり また擦りむいた
目も當てられんほど 散々な日々

んで 四苦八苦彷徨って
しまいにゃ誰かを傷つけていた
何もかも信じられなくって

夢はいつの日も必死で追い掛けるほどに
屆かないあの雲の向こうのリアリティ一
そう每日がハッピ一バ一ス@デイ トゥ一ユ一
言葉だと照れくさいね なんかいつも
見たこともない世界へ ウィズユ一
さぁ 手とか繫ぎ合い 輪になって歌おう
今 愛·愛·愛!!
有りの隨に

一年一度の記念日なんて
お茶を濁すだけのアニバ一サリ一
百年先の空の色が
何色なんて誰も分からない

悲しみのハッピ一バ一ス@デイ トゥ一ユ一
ほら何かが動き出すよ そっと そっと
なけなしのハッピ一バ一ス@デイ トゥ一ユ一
まぁ和氣藹々 居直って祝おうや!
每日がハッピ一バ一ス@デイ トゥ一ユ一
言葉だと照れくさいね やっぱいつも
未だ見たこともない世界へ ウィズユ一
わぁ! まだ何も始まっていやしないや
有りの隨に

有りの隨に


3.坂の途中の病院

作詞:森山直太朗・御徒町凧
作曲:森山直太朗・御徒町凧

坂の途中の病院の患者さんは
主に夏の亡霊たち
彼らは慢性のアトピーを治すために
ニンニクの首飾りをして
月のカケラの靴を履いている
早起きが苦手な彼らは
診察の日は機嫌が悪い
(この病院の診察時間は朝の九時までなのだ!)

坂の途中の病院の院長先生は
白衣の似合う初老の紳士
彼はギャンブルとアンチョビには目がなくて
聴診器の中にラジオを仕込んでいる
薬の調合をダーツで決めて
天気が悪いと嘘の診察をする
だけどこの辺りには他に病院がないから
坂の途中の病院は今日も大忙し
院長先生は去年のクリスマスに
三台目のキャデラックを購入した

坂の途中の病院に起こった
幾つかの忌まわしき出来事
その話題に触れた者は たとえ誰であろうと
始めからこの世に
いなかったことにされてしまう
総理大臣だろうと掃除のおばちゃんだろうと
そこに区別は存在しなくって
ある意味で平等だと言えることが
坂の途中の病院らしさでもあるから不思議
今夜も捨てられた猫が
どこからともなく集まってくる
眠れないほどの鳴き声なのに
「鳴き声で眠れない」なんて
苦情を言う人間(ひと)は誰一人いないんだってさ

坂の途中の病院は良心的で有名
看護婦さんたちはとっても丁寧で
忘れ物をしたって真夜中だって
家まで届けてくれる
子供の飛ばした鼻糞だって
届けてしまうこともあるくらい
水道水と部屋の温度は
いつでも患者さんの体温と
同じにしてあって
あんまり長い間そこにいると
自分の存在さえ忘れてしまうくらいなんだ

坂の途中の病院にまつわる四つの噂
一つ目の噂は
二つ目の噂が真実だってこと
二つ目の噂は
三つ目の噂が出鱈目だってこと
三つ目の噂は
四つ目の噂が本当は五つ目の噂だってこと
四つ目の噂は
一つ目の噂が気紛れだってこと
坂の途中の病院は今日も大忙し

待合室に漂っている
バニラビーンズの香りは
昔、行方不明になった友達が住んでいた
ボロアパートの匂いによく似ている
診察待ちの列に紛れ込んだ羊たちの群れが
そこをいつまでもいつまでも
来る日も明くる日も
楽園だと思い込んでいる

飽きもせず定期健診


4.いつかさらばさ(Live)

作詞:森山直太朗/御徒町凧
作曲:森山直太朗/御徒町凧
編曲:屜路正德

もしも君が
心なき言葉に傷ついたとしても
僕にできることといえば
それを茶化してやれる程度
特に氣の利いたセリフの
持ち合わせなんてないけど
時間の許す限り
君の橫でおちゃらけていたいよ

そうさこれが僕のすべてさ
どうせいつかはさらばさ

僕が君について
何か知っていることといったら
君が紅茶に砂糖を
三つ入れるってことだけさ
こんな言い方じゃ
誤解を招くかもしれないけれど
他人(ひと)が二人でいるには
それぐらいが丁度いいんだ

そうさ合言葉はいつでも
どうせいつかはさらばさ

耳を劈(つんざ)くほどに鳴り響く
沈默を塗り潰すように
君は聞く「ねえ、私は一體あなたの何なの」
そんな時僕は笑って言うのさ
「どうせいつかはさらばさ」

そうだ君に一つだけ
聞いておきたい話があるよ
君は僕を世界で一番大切と言うけれど
世界がどれほどの廣さかなんて
皆目見當がつかないよ
つまり君の瞳の奧に映っているのは
本當に僕なのかい

あらゆるすべてのことを
二人で分かち合おうとした時に
初めて本當の孤獨を
味わうことになるのやも
そして獨り彷徨(さまよ)い步き續ける寒空の下
改めてお互いの大切さに氣づける日がくるぜ
確信はないけど

そうさそれが今の答えさ
どうせいつかはさらばさ

どこにでも轉がっているよな
形のない幸せの中で
たまに思う僕はこの先どこへ行くのだろう
それはそうと今夜は月がキレイ
ねえ、どうせいつかはさらばさ

愛しさも切なさも
君を想うが故生まれるもので
だから目を背けることなく
受け入れなきゃならないことなんだろう
そうさこれが僕のすべてさ
どうせいつかはさらばさ